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君と彼女と彼女の恋。 レビュー 



タイトル君と彼女と彼女の恋。
メーカーNitroPlus
発売日2013-06-28
シナリオ★★★★★★★★★★
グラフィック★★★★★★★★★★
音楽★★★★★★★★★☆
キャラクター★★★★★★★★★★
主人公★★★★★★★★★★
エロ★★★★★★★★☆☆
世界観★★★★★★★★★★
ゲーム性★★★★★★★★★★
演出★★★★★★★★★★
補正★★★★★★★★★★
総評★★★★★★★★★★

総評97点

※ゲームの性質上ネタバレを多大に含みます。続きを読む場合はご了承ください。
ニトロの18禁ゲームとしては約2年半ぶりの新作となる今作。
津路参汰と下倉バイオコンビということで世間でも期待されていたことでしょう。

事前に公開されていた情報などで、今作も一癖も二癖もある作品だと予想はできていましたが、封を開けてみると予想を遥かに上回る出来でした。
これは今までにエロゲをプレイしたことがある人、しかも数をこなしていればこなしているだけ考えさせられる作品となっていました。
誰もが一度は考えたことはあるでしょう、エロゲで個別ルートに入った場合他の攻略ヒロインはどうなっているのかという疑問。
特にそれがルートによってその娘に隠された問題を解決していくといった類の話であればなおさら考えてしまいます。
たかがゲームなんだから別のルートをいちいち考えていたらキリがない。そう言う人もいるでしょう。
それもまた一つの答ですし正解だと思います。
ですが僕はどうしても胸にもやもやとした気持ちを抱えていました。
作品によってはTRUEと呼ばれる本当のエンディングというやつがありますが、それを正史として考えることによって自分の中ではある程度区切りがついていました。

しかしこの作品ではその疑問に対して正面からぶつかっています。
一見、主人公と幼馴染である学園のマドンナと電波少女の三角関係を描いた作品に見えますがそんなのはただの飾りです。
僕達プレイヤーは普段主人公という自分のアバターに自己を投影することによってキャラクターたちと共感したり、ヒロインに対して愛情を持つことができます。
主人公に自己投影しやすくするため主人公の顔の前髪を長くすることによって目元を見えなくするといった工夫をしているメーカーも多々あります。
何故主人公に自分を重ねているのか。それはゲーム内のヒロインは主人公と恋愛をしているからなんです。
どんなに頑張ってもそこにいるのは自分のアバター。直接恋愛なんてできないんです。
しかし今作では様々な工夫や演出、技術によってそれを可能にしています。

攻略ヒロインである”曽根美雪”。彼女は主人公の幼馴染であり学園のアイドル。
才色兼備で主人公とは到底吊り合わない。そのために主人公は一歩身を引く。
なるほどよくある設定ですね。
攻略1周目は絶対に彼女に固定されており、無事二人は結ばれます。
さて、僕たちエロゲプレイヤーなら普通はここで別ルートに行きます。
極希に自分の愛したキャラしかプレイしない猛者もいますがそれは例外としておきましょう。
僕ももちろんもう一人のヒロインである”向日アオイ”ルートに向かいました。
彼女はクラスでも浮いており、いわゆる電波少女というやつだ。
何を考えているかわからず危なっかしい存在。
そんな存在を守ってあげたい。その感情が後に恋愛感情に発展する。
これまたよくある設定です。
共通ルートを抜けて、無事分岐したようだと安心し、どんな展開が待っているのかと期待していると、何かがおかしいと気付く。
1周目で攻略したヒロインである美雪の言動がおかしいのである。
それはもちろん話の内容的に彼女が病んでしまうのはしかたがないのですが、少し方向性が違うのです。
そんな中である一つの選択肢を迫られます。’私に永遠の愛を誓って’と。
僕はもちろん選択肢が一つしかないので選択します。
そして’彼女は一度なら許す’と答えます。
はて、一度ならとはどういうことだ?この時点でもある程度世界観がみえて来ましたがまだ確信は持てませんでした。
そのまま話は進行していき、アオイと結ばれる展開に。
このアオイという少女も癖があり、彼女はカミサマのアバターであり、様々な人物のイベントCGを回収しなければならないのである。
彼女は言います。私は今までにキモオタや女の子、色々な人物と性交渉を行なってきたと。
つまり彼女は僕も含む様々なエロゲプレイヤーに抱かれてきたと言っているのです。
そんな汚れた自分でも愛することができるのか。と問います。
これはかなりメタ的な発言であり、こういったことをプレイヤーに問いかけてくるゲームなど一度たりともしたことがありません。
もちろんアオイルートなので受け入れます。
さて、これでアオイルートは終わりかなと思った瞬間悲劇は起こりました。
何故かその場にいないはずの美雪が現れてアオイをバットで撲殺。
主人公も四肢を殴られ視線以外動かせない状況に。
そこでついに明らかになる真実。
1周目で永遠の愛を誓った主人公と美雪。
なのに今なんで他のヒロインを選んでいるのか。そう言うのです。
しかもそれは主人公に言っているのではなく僕たちプレイヤー自身に問いかけてきたのです。
この辺りの流れは本当に素晴らしく、そして胸が苦しくなりました。
アオイが様々なエロゲプレイヤーに愛されたヒロインであるのなら、美雪はたった一人の僕というプレイヤーだけしか愛せないヒロインなのです。

そして美雪はカミサマと交信します。
この世界をやり直す。私が改造した”君と彼女と彼女の恋”をと。

そこからの演出がこれまたすごい。
ゲームの再起動。コマンドプロント的な処理。ゲーム画面が一昔前のクラシックな感じのデザインに。
一体何なんだこの技術は…と驚かされました。
そこから美雪としか話ができず、選択肢も限られていて、ループに入ってしまいます。
この後もループを抜けたりまたループに陥ったりとかなり試行錯誤しました。
これまた面白いのが攻略サイトが無意味ということです。
このゲームの美雪は3の30乗という確率で選ばれた性格で、本当にプレイヤーただ一人にしか存在しないのです。

ループを抜けた後にプレイヤーに与えられる一つしかない選択肢の連続。
その中でカミサマに発信するコールナンバーを算出する方法には鳥肌が立ちました。
これまた一人一人に用意された電話番号。この算出もプレイヤー自身がリアルに操作しないとだめなのでよりゲームとつながっている感覚があってよかったです。
ここまで設定やら演出を凝られたら発表までが長かったのも頷けます。

そしてプレイヤーにつきつけられる選択。
アオイを選ぶか美雪を選ぶか。
片方を選ぶともう片方は絶対に選べない究極の選択を。
アンインストールをしてもう片方を選ぶ。チートコードを使う。それによってもう片方の話も回収できる。
だがそれはヒロインたちに対する冒涜なのである。
僕たちが普段行なっているセーブ、ロード。
それに対するヒロインの気持ちは途中のループで存分に思い知らされた。
この選択は1回きりだ。とてもとても重いリアルな選択肢。


そして僕は、、、、、、、、、、美雪を選びました。


正直最初から最後まで美雪以外は考えられませんでした。
上のほうで述べたように僕はルートによって他のヒロインがどうなるか気になる性格なのです。
永遠の愛を誓った美雪を見捨てることはできませんでした。





さてさて、ここまで勢いで書き殴っただけの駄文ですので所々抜けてたりおかしかったりする箇所があると思います。
ですがこのレビューを読むってことは既プレイ者だと思っているのでそこのところは各自補完お願いします。
特に省いた部分がループに入った美雪との日々の辺り。
あの辺りはもう衝撃的なことが連続だったので上手いこと文に起こせませんでした。
また機会があれば追記をしたいと思います。

結局のところこんな冒険的な作品を出せるのはニトロだからなんでしょうね。
多分こういった試みを行った人もいるのでしょうが、色々な物が不足しているのだと思います。
特に大事なのが知名度。
今やニトロは虚淵の頑張りもあり表でもかなり名前が通ったブランドであり、ととの。についても一気に話題が広まりました。
やはり大御所だからこそできる挑戦だったのでしょう。

しかし批評空間で色々な人の感想を読んでいるとかなり勉強になる。
自分とは根本的に見方が違う人やこの人何歳なんだよってくらい人生経験豊富そうな人の文など、面白い。
まぁ僕は僕なりにレビュー書いたつもりなので、幼稚な文になりがちですけどそこは勘弁してください。

最後に、この作品をプレイすることによって今までの僕の考え方は打ち砕かれました。
打ち砕かれましたが、僕はエロゲを止めません。むしろどんどんやっていきたい。
この作品で受けた影響で、別の視点からも作品を見ることができるようになったと思います。
まぁこんなこと言ってますけどここしばらくととの。のせいで生活に支障が出るレベルで考えてました。
今はなんとか整理がついてこうしてレビュー書いていますけど。
今年、これ以上の作品が出ることはあるのか。あと半年はハードル上がりっぱなしですよこれ。
これほどの作品を生み出してくれたニトロプラスに感謝。
そしてこれからも良い作品を期待しています。

Posted on 2013/07/23 Tue. 00:29 [edit]

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