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さよならを教えて~comment te dire adieu~ レビュー 

三大電波ゲーの中の一つでも知られる狂気の作品
有名なのがパッケージに記載されている
ご注意
●現実と虚構の区別がつかない方
●生きているのが辛い方
●犯罪行為をする予定のある方
●何かにすがりたい方
●殺人癖のある方
※このソフトには精神的嫌悪感を与える内容が含まれています。
上記に該当する方はご遠慮くださるよう、あらかじめお願い申しあげます。
この文章ですね
予め言っておきますが僕は至って正常です
この注意書きに該当する箇所はありませんのでご安心を
しかしこの作品は前々からかなり気になっており、BD-PGが発売したのを機にプレイ
初回限定盤はたしかかなりのプレミア価格がついており、店頭で見かけた時も手は出せないなーと悔やんでいました
ですがまさかのBD-PGで驚きました
再録するとしてもメガストア辺りなのではないかなーと予想してたんですがね

それでは話は内容のほうに移ります
主人公は教育実習生として頑張る少しネガティブ気味な青年
という設定の統合失調症を患っている、いわゆる統失でした
僕はプレイする前は統失の主人公がなんか狂気じみたことをする作品という認識だったんですがこれは大きく外れていました
始まりなんかも普通に進み夢の内容が少しおかしいといった風くらいでどこが狂気なのか疑問でした
ですが進むに連れて矛盾点を見つけたり様々な伏線をばら撒いてくれるのでその予想がすごく面白かったですね
特に各ヒロインなんですがこのヒロイン自体が妄想の一つだったと知った時はかなりショックでしたね
まぁプレイしていく上で気付く箇所はかなりあったんですけど、正ヒロインだけは実在するという複雑な状況だったために確証が得られなかったのが大きいですね
このヒロインの妄想についての考察などがネットにあるんですがそれを見るとなるほどよく出来てる物だと感心しました
ゲームの終わりで少しプレイヤーに希望を持たせてそのままどん底に叩き落とすのも素晴らしい
あの主人公はどこまで行ってもあのままなんだと思いましたね
よくもまぁここまで狂気を文章で表現できるものだと思いましたね
この文章+演出がかなり良く、さらに物語に引き込んでくれました
白と黒の色の使い方が上手く、凝った演出も多かったです
この作品、個人的には音楽面がかなりいいと思います
作中BGMはもちろんのこと、主題歌はこの作品をやっていなくても好きだって方も多いのではないでしょうか
僕はプレイした後にもう一度聴くことでさらに主題歌が好きになりました

作中のHシーンは突如として入るために雰囲気とかそういうものは一切なかったですね
ですが狂気的なシーンになっているため他の作品にはない感じはしましたね

ダメな点をあげるとすればやはりシステム面
移植してマシにはなってるんだろうけどそれでも使いにくいですね
2001年の作品にしてはいい方なんでしょうけど移植にともなってもう少しなんとかして欲しかった印象
それ以外は概ね満足した作品でした

プレイしていく内にどんどん先を読み進めてみたくなるような作品でした
確かに終わった瞬間夢も希望もないとは感じたので注意書きに該当する人にはおすすめできないかもしれませんね
ですが作品としての出来はかなりいいと思うので普通の作品に飽きた人にはおすすめです

Posted on 2014/03/05 Wed. 22:28 [edit]

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